アワセが決まり鯉が掛かれば、直後に独特の重量感が襲い、猛スピードで走り始めます。
この走りをいかに止め、岸に誘導するかが、延べ竿での鯉とのやりとりの一番の鍵です。
特に、足場が低く、かつ、水深が浅いポイントでは、この最初の疾走により一瞬でバラすケースがよくあります。
無理に引っ張るのではなく、できる限り鯉の走る方向に自分も移動し、仕掛けと竿に掛かるテンションをいつも一定にすること。
そうすることで糸切れ(ハリス切れ)を防ぎます。
沖に走った時には、竿尻を鯉のほうへ向けるイメージで耐えて下さい。角度が緩いと竿がのされてしまいます。
難しいですが、3号程度以上のハリスであれば、“アベレージ〜やや大”サイズの鯉ならこの方法で止められます。
延べ竿においては、鯉に沖へ走られることほど怖いことはありません。
この時のために、タックルはやや持て余すくらいの強度にしておいて構わないのです。
とにかく鯉のパワー、スピードに耐えうるタックルを使用し、走りを止めなければいけません。
こちらが反撃するのは、鯉の走りが弱くなりだんだんと浮いてきた時です。
竿を立てて、慎重に岸に誘導します。
岸に寄せても、また走り出すことも多いので油断禁物。
こういった時も、落ち着いて、焦らず、また弱るのを待って持ち耐えてください。
そして最後にもう完全に抵抗しなくなった鯉の鼻先に、タモを下ろして取り込んでやればこちらの勝利です!!
‖掛かった鯉をあまり早く浮かせると危険!?ヘラ竿のススメ‖硬い鯉竿に太糸で釣っていると、 しかし、まだ鯉が元気な内に水面に浮かせてしまうと、 そこで、鯉が掛かったらすぐには浮かせずに、 ヘラ竿です。 そしてやりとりに関しても、ヘラ竿は鯉竿に比べて細くやわらかく、 |
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さて、実際に延べ竿で鯉を釣られた方はどうでしたでしょうか? ここで紹介した釣り方で、数、サイズともに大きな記録を出すことは難しいです。 最後に。 |