なにがなんでも延べ竿

このサイトの一番のテーマは“延べ竿で鯉釣り”です。
正確に言えば、“練りエサを使った延べ竿のウキ釣りで鯉釣り”です。How toのページでもそれを紹介してきました。

しかし管理人も凡人のため、“欲”というのものがあります。
何かというと、“目の前にいる鯉を狙い撃ち”したくなってきたのです。

何回か、見えている鯉の鼻先に練りエサの付いた鈎を落としてみたことはありました。
しかし、いずれも掛かることはありませんでした。

では活きエサならどうなのか―。

実は、管理人が釣りを始めて間もない頃、ミミズでマブナを釣っていた時に、
時々目の前を泳いでいく鯉の鼻先に、ミミズの付いた鈎を落として見釣りをしたことがありました。

なんと、ミミズの場合は高確率で見えている鯉をヒットさせることに成功したのです!
やはり、自然に存在するものなら、目の前に落としても警戒されることなく口にしてくれるのでしょうか?

とにかく、見えている鯉を釣るには、練りエサよりも活きエサ、特にミミズが良いと、管理人は考えます。

ここでは番外編として、“練りエサを使った延べ竿のウキ釣り”以外に、今後管理人がやってみたい延べ竿を使った釣りを考えたいと思います。
仕掛け、エサが変わろうとも、管理人は延べ竿だけはごだわり抜きたいです。

〜練りエサは× ウキ仕掛けと活きエサで見え鯉を狙い撃ち!〜

そもそも管理人がそんな釣り方をやりたくなったのは、“錦鯉”に関係があります。

池5の紅白鯉

3匹の“主”」を見てくださった方は既に知っているかもしれませんが、
管理人がよく釣りに行くポイントの一つ、“池5”に1匹の紅白鯉が生息しているのです。
紅白鯉と言えば2007年、管理人が小5の時に、通っていた小学校の横を流れる用水路で釣ったことがあり、
その時から、何かそこに1匹しかいないような魚(管理人の身近にはそのほとんどが錦鯉だった)を追い求めたい、と思うようになったのです。

ぐずぐずしている間に誰かに釣られてしまうかもしれない・・・・・・。
事実、2010年のある日、池13へ部員L君と釣りに行った時、そこに以前からいることを知っていた黄葉の錦鯉を、
鯉釣りたった2回目の部員L君に釣られてしまった経験があります。
そこに恨みなどは無かったものの、素直に悔しかった思い出があります。釣ったモン勝ちとは言え、どうにもやり切れませんでした。

他にも、管理人の住んでいる町には“うてび川”という川があり、
そこの支流は、小さな住宅街の中を流れていて、小6の頃、そこの家に住んでいる友達のT君から、
何やらその用水路に黄金の鯉がいる、との話を聞いたことがあります。
しかし翌年。うてび川ではコイヘルペスが発生。それ以来、その黄金の鯉の姿を見た人はいないそうです。

つまり、あと管理人に残された“追い求める魚”は池5にいる紅白鯉の他にないわけです。
あいつだけはどうしても釣りたい・・・・・・。
しかし、この鯉は他のところにいる錦鯉とは少し違ったのです。
普通、鯉には回遊ルートがあって、錦鯉にもおおよそ、そういった習性がみられます。
例えば池13の黄葉鯉なら、いつも決まった時間に、池の入り口付近の岸よりに姿を現します。
うてび川支流の黄金鯉も、ある程度決まった時期に現れたそうです。

しかし池5の紅白鯉は、これまでに2回しか同じ場所に姿を現したことがないのです。
池5には、管理人が小5で釣りを始めた頃から今まで、かなりの数通ってきましたが、それでも2回しか見たことがないのです。
当然、鈎になんて掛かっていません(池5では謎の大物に糸を切られてバラシたようなこともない)。

つまり、次に近くに姿を現した時が、この錦鯉を釣り上げる最大のチャンスということになります。
そこで前述した、“活きエサを使った見釣り”が有効になってくると思われるのです。
対池5錦鯉用の、延べ竿見釣りタックルを考えてみました。

広範囲を攻められ、尚且つ先手のやりとりが可能な竿

まあ何でもいいと思うんですが、見えている鯉を狙うのですから、
やはり相手からある程度離れた場所からアプローチするべきだと思うんです。
それに実際、池5ではかなり減水した時期にしか、池の周りを全て歩ける状態にならないので、
大抵は、池の東側一辺の岸からしか竿を出せないのです。
なので、少々離れたポイントも狙うことのできる、長めの竿が武器になるハズです。
また池5では満水の時、南岸の木々が水の中に浸かってしまい、障害物となっているので、
これらの近くで魚を掛けた場合に、いち早くそこから引き離すことができる、強い竿が必要でしょう

長くても軽く、操作性の良い強い竿・・・。
普通に考えれば、いつも使っている鯉竿をそのまま転用すればいいのですが、
何故か管理人の頭の中で、
“鯉竿は練りエサを使ったウキ釣り(ヘラ台や竿掛けを使用した)の時にしか使わない”という変なこだわりができてしまったので、
それ以外で、条件を満たしていそうな竿を探してみました。

そして釣具店で見つけたのが、超硬調カーボン万能竿、“黒流”5.4mでした。

黒流

万能竿と言えば、普通は数百円程のグラス製のものを思い浮かべますが、
この竿は価格も同じ長さの鯉竿より数百円程安かったくらいの4480円。
カーボン含有率も80%で、自重も216gと、そこまで重くありません。結構いい竿だと思うのです。

管理人が持っている鯉竿は2本とも硬調子です。しかし、この竿はさらに硬い超硬調子です。
単純に考えれば、硬調の鯉竿の時よりも、太いハリスを掛けた綱引きのようなパワー勝負のやりとりができるはずです。
しかしそれは逆に言えば、竿が硬くて吸収しきれない分の衝撃を、全て自分でいなさなければならない、という事です。
パワー勝負と書いたのはそのためです。
一見、超硬調子の竿を使うことで、こちらが圧倒的有利になったように錯覚するかもしれませが、
実際はこれまで以上に高いロッドワークで挑まないと、かえってこれまで以上に鯉に逃げられるハメになるかもしれません。
本当のところは、実際にこの竿で魚を掛けてみるまでは分かりませんが・・・・・・。

竿に合ったハリス、ハリスに合った道糸を

竿はあの“黒流”5.4mを選択しました。

あの竿は超硬調子です。なので、あまりに細いハリスではすぐに切られてしまうことでしょう。
あの竿のパッケージには、特に適合ハリスについての記述はされていませんでしたが、
だいたい4号くらいがちょうどでしょうか?2号ではおそらく切られるでしょうから、最低でも3号はいると思います。

道糸もハリス3号〜4号の使用を想定して、6号を使いたいと思います。

仕掛けとエサ、攻め方

仕掛けは最終的にこんな感じになります。
こんだけ長々書いてきたくせに、なんか基本的なウキ仕掛けになってますが、それを使った攻め方が少し違う、というわけです。

対・池5錦鯉用 見釣り仕掛け
竿万能竿5.4m(超硬調子)
道糸6号
ウキ玉ウキ10号
オモリガン玉 or 板オモリ
接続具ヨリモドシ10号
ハリス3〜4号 40cm前後
伊勢尼8号〜10号

普段の管理人の鯉釣り仕掛けとの主な違いは、

・ウキがヘラウキ(要するに棒ウキ)から玉ウキになった
・2本鈎から1本鈎になった

大きなところはこの2つです。

玉ウキ

玉ウキの選択理由は、水中に沈む部分が棒ウキより少なくなるからです。
見えている鯉の鼻先にエサを落とす、つまり見釣りをするのだから、当然ですが数十センチの浅いウキ下で釣ることになります。
浅いウキ下の時にボディーの長い棒ウキを使うというのは、直感的に何か落ち着きませんし、
ボディーがハリスにも絡まりやすくなります。

鈎もこの手の釣りでは、あえてヘラ釣りのように2本つける必要はありません。

エサはミミズが一番使いやすいのですが、池5には豊富な池エビがいます。
池5に生息している魚(鯉に限らず)は、このエビ達を主なエサとしていると思うのです。
エビを何匹か尻尾にチョン掛けして、泳がせ気味にして釣ると効果的かもしれません。

池5が満水の時は、必然的に東側の岸で根気よく錦鯉が現れるのを待つしかありませんが、
減水して池の周囲を歩ける状態になれば、
池を全方向から攻めることができ、水が減っている分、錦鯉と出会う確立も上がるハズです。

錦鯉が自分の近くに運良く現れたら、当たり前ですが、静かに目の前に仕掛けを投入し、食い込みを待ちます。
多分、一度強い警戒心を与えてしまうと、しばらくそこへは近づいてこなくなってしまうと思うのです。
これも、今まで以上に慎重にアプローチしていくべきでしょう。

またこれとは別に、飛距離を出すための釣り用スーパーボールをウキ代わりに、延べ竿版パンプカ釣りをするのもいいかなと思いました。
ですが管理人は、本当は“練りエサを使った延べ竿のウキ釣り”で池5の錦鯉を仕留められたら、それが一番だと思っています。
なので、あまりにも本来の管理人のスタイルから離れた手法はやらないかもしれません。

とまあ、ここまで長々と書いてきましたが、管理人があの錦鯉を釣るために考えた作戦は、おおよそこんな感じです。
池5は、今まで何回も釣りをしに来ていたのに、デカい鯉が1匹も釣れたことのない池なので、
あの錦鯉を釣るとすれば、向こうから姿を現した時しか本当に無いと思います。

池5の錦鯉

あの錦鯉を釣ることができる日はいつになるのでしょうか―。


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